福島県双葉町の皆さんと・・・10・5(埼玉県加須市 騎西高校にて)(^O^)

2012年10月06日 15:25

 皆さんご存知のとおり、3.11の地震による放射能の影響で、福島県双葉町の人たちは埼玉県加須市にある騎西高校に避難しています。ここで一年以上も自炊もままならないお弁当生活を余儀なくされています。だからといって、私たちには根本的なことは何も変える力がありません。私たちにあるのは「元気の出るバンド」という武器です。環境は変えられなくても、もしかしたら双葉町の皆さんと、私たちの演奏で一緒に笑える時間が持てるかもしれない・・・そんな思いを、メンバー全員が胸に抱いて騎西高校を訪ねてきました。ライブのあと、いつも思うのですが、「元気」を演奏しているはずの私たちは、終わってみると聴いてくれた人たちから反対に元気をもらっているような気がします。今回もそうでした。「ありがとう」「ベンチャーズが好きで、この機会を楽しみにしていた}・・・そんな言葉は、本当に嬉しかったです。途中,ベース担当のトノッチのハーモニカの演奏もありの一時間半。双葉町の皆さんは、曲のリズムに合わせて拍手やタンバリン、鈴などを鳴らしてくれました。私たちもとても楽しかったです。どうぞ・・・一日でも早い故郷への帰還を・・・。心から願います。ハーモニカで、「ふるさと」を演奏したとき、「ごめんなさい。思い出してしまって。」と言って席を立って帰られた人たち。こちらこそ、思い出すような曲を演奏してごめんなさい。でも、いつか福島にある双葉町に帰り、この加須が第二の故郷となることを、そして、大きな声で加須を思い出して「ふるさと」を歌える日が来るようにと、心から祈っています。最後に、双葉町役場の方々、いろいろお世話になりました。ありがとうございました。